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edit everything. edit everytime. edit everywhere.
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the editは,

何必館・京都現代美術館のキュレーターである梶川由紀によるブランドです。

これまで、多くのアーティストと出会い、その発想や素材から豊かなインスピレーションを受けてきました。the editはそんな出会いをもとに、ストーリーのある商品を生み出すブランドとして誕生しました。

 

コンセプトは「赤い糸」の神話に由来しています。場所や時間、境遇に関係なく、伸びたり縮んだりしながらも決して切れることのない絆。

 

人生は思いがけない偶然に満ちています。赤い糸に触発され、丁寧に編まれたアイテムが、あなたの時間に彩りを添えられたら幸いです。

なぜ、the bag をeditしたか?

 

このバッグの原型は、親愛なる友人であり、写真家であるSarah Moonが2004年に京都を訪れたとき、プレゼントしてくれたものです。私はひと目でバッグを気に入り、それから10年以上、どこに行くにも私の身体にぴたりと寄り添ってくれました。

 

2016年の夏、私はパリを訪れました。サラとの休日の中で、1960年代にモデルとして活躍していた頃、バッグの生みの親と友情を育んでいたことを知りました。

二人の絆の物語に触発され、私はブランドの立ち上げ、京都でバッグを作ることを決意しました。

 

私の思いを実現するため、素材を探し、色やプロポーションのデザインを始めました。注意深く進めながら、思いがけない偶然に溢れたプロセスでした。タグは表具に使う絹地に漆を塗り、赤い糸を表しています。

the bagは、旅の始まりであり、友情の証です。私にとって、過去に会釈するようなものといえるかもしれません。

なぜ、the capsuleをeditしたか?

 

漆芸家の戸田蓉子さんに出会ったのは、2018年のことでした。彼女を通して私は素材としての漆の魅力を知りました。漆の木は250ccの樹液を出すと死んでしまうといいます。まさに有機的なプロセスであり、生命と引き換えに新しいものを生み出すのです。漆は元来、塗ることによってそのものを守る役割もあります。

 カプセルを作りたいという思いは、叶わない通信というコンセプトから生まれました。

東日本大震災から十年たった今も、被災者や行方不明の方へ宛てた手紙がポストに溢れているといいます。

大切な思いを守って封じ、時空を超えて届けてくれるカプセルを作りたいと思いました。遺したい思いをカプセルに託すこともできます。きちんと封印するために、素材は金属を選びました。the capsuleは漆と錫の実験です。それぞれの使い方で楽しんでいただければと思います。

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